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日々の出来事、また大好きな、お花や旅行や水墨画やJerryのことなど、思いつくままに・・・

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久々に俳句(2)

引き続き、両親に関係した俳句を載せます。


保久里寺 木瓜咲く頃と なりにけり (2005年春)

房総の大原にある保久里大権現 顕妙寺は、
俗に『ぽっくり寺』と語呂合わせで読まれ、
お参りすると安心して(ボケないで)、
大往生できると参拝者が多いお寺なのだそうです。
祖父や両親が希望したので、3回ほど行っています。
誰でも、長患いしないでぽっくりと逝きたいですよね。


薄味は 父母の好みや おでん煮る (2005年冬)
NHKの俳句王国に投稿したら、

稲畑汀子(高浜虚子のお孫)さんが、好きな句として選んで下さり、
テレビを観ていてびっくりしました。
ちなみに母は薄味好みですが、実は父は濃い味が好みです(^^;)
 ↓その時のテレビの画面。




母の手を 引いて外苑 銀杏舞ふ (2004年秋)
銀杏の美しい神宮外苑や靖国神社などに何回か行きました。
黄金の銀杏が舞う中を歩きました。
母は「こんなきれいなところは初めて来た」と口癖のように言います。
去年靖国神社に行った時も、同じことを言いました。
もう何回も行ってるのにね(^^;)


吹く風に 力ありけり 鉄線花 (2004年夏)
お花が好きだった母。
特に紫系の色が好きでカンパニュラや鉄線やアスターなどが、
毎年、庭を彩りました。
鉄線の蔓は、本当に鉄のように硬いです。
まるで「意志」があるかのように・・・


木枯や 「土」を一気に 読む夜更け (2003年冬)
長塚節の「土」は昔父が良いと言っていた小説です。
実家にあったので読んでみました。
冒頭に、冷たく荒れる木枯らしの描写があったと記憶しています。
最初は一気に読み始めたけど、結構難しい本でした。


看病の 身に柔らかき 窓の月 (2003年秋)
病気をしたことのなかった父が、初めて大病に罹りました。

講師評:原句のままでも良いが
添削句:看病の身におだやかな月今宵


コスモスに 看病疲れ 癒さるる (2003年秋)
父の病院に行く途中、コスモスが咲いている所を走りました。
風に揺れるコスモスを見ると、とても癒されました。


秋桜や 父の見舞に 家は留守 (2003年秋)
講師評:家は留守でも父の見舞いに行く方が愛情あり。
原句:秋桜や父の見舞の行き帰り
この句は、切れ字の「や」に問題ありでした。


愛着の 一つに父の パナマ帽 (2002年夏)
父の愛用のパナマ帽を俳句にしたかったのですが、

やせてゆるくなったままを詠んだ原句はひどいですね(^^;)
原句:ぶかぶかになりし老父のパナマ帽



俳句ド素人の私が、つくり始めた2002年の頃の句は、
本当にお恥ずかしいものばかりです。
拙い作品ですが、その時々の両親の様子が甦り、
今では、私の宝物となっています。

読んで下さり、ありがとうございました<(_ _)>




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